鼎談:スザンヌ・ランダウ × 逢坂恵理子 × 清水敏男

 

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スザンヌ・ランダウ

Suzanne Landau
(テルアビブ美術館館長 チーフ・キュレーター/イスラエル)

スザンヌ・ランダウは1982年にイスラエル美術館のランドォ・ファミリー・キュレーターとなり、1998年には同美術館美術部門のユラ&ジャック・リプシッツ・チーフキュレーターとなった。20年以上にわたりイスラエル美術館の国際的現代美術コレクションの形成につとめ、下記のように数多くの展覧会を企画した。 James Turrell: Two Spaces (1982), Anselm Kiefer (1984), Three British Sculptors: Richard Deacon, Julian Opie, Richard Wentworth (1985), New York Now (Jeff Koons, Sherrie Levine, Allan McCollum and others, 1987), Christian Boltanski: Lessons of Darkness (1989), Life Size: A Sense of the Real in Recent Art (1990), Hidden Reflections (Marylène Negro, Christian Marclay, Hiroshi Sugimoto and others, 1992), Kiki Smith (1994), Gerhard Richter (1995), Marks: Artists Work Throughout Jerusalem (David Hammons, Juan Muñoz, Sarkis and others, 1996) Skin-Deep: Surface Appearances in Contemporary Art (Zoe Leonard, Ana Mendieta, Khalil Rabah, Jana Sterbak and others, 1999), Yinka Shonibare: Double Dress (2002), Nedko Solakov: Alien Auras (2003), Vanishing Point: Hidden Beauty in Contemporary Art (2005), Green Line—A Project by Francis Alÿs (2005), News (2006), Made in China—The Estella Collection (2007), Bizarre Perfection (2008), First Show: Contemporary Art from The Israel Museum, Jerusalem. Mani House, Tel Aviv (2009), Still/Moving (2010), Christian Marclay, The Clock (2011), curator in charge of William Kentridge, Five Themes (2011), Magic Lantern (2011). ビリーローズ彫刻公園のキュレーターとして下記の作家たちの作品をプロデュースした。 Richard Serra (1986), Magdalena Abakanowicz (1987), Sol LeWitt (1991), Claes Oldenburg (1992), James Turrell (1992), Mark Dion (2009), Anish Kapoor (2010) Art Focus 4(エルサレム国際現代美術ビエンナーレ、2003年)の共同キュレーターをつとめ、第52回ベネチアビエンナーレのイスラエル館キュレーターとしてYehudit Sasportasʼ Guardians of the Threshold(2007)を企画した。 CIMAM(近代美術美術館&コレクション国際委員会)会員であり同協会の理事を長年つとめた。 Lenon Ono Grant for Peace、Wolf prize for the Artなどの多数のアワードの審査員をつとめた。とくに数回に亘りNathan Gottesdiener prizeの最終審査員をつとめている。 イスラエル美術館のリニューアルの指揮をとり(2007–2010)、2012年からはテル・アヴィヴ美術館の館長兼チーフキュレーターをつとめている。

逢坂恵理子

Eriko Osaka
(横浜美術館館長/日本)

東京都生まれ。 学習院大学文学部哲学科卒業 専攻芸術学。 国際交流基金、ICA名古屋を経て、1994年より水戸芸術館現代美術センター主任学芸員、1997年より2006年まで同センター芸術監督。 2007年より2009年1月まで森美術館 アーティスティック・ディレクター。 2009年4月より横浜美術館館長に就任。 また、1999年第3回アジア・パシフィック・トリエンナーレで日本部門コーキュレーター、2001年第49回ヴェニス・ビエンナーレで日本館コミッショナー、ヨコハマトリエンナーレ2011総合ディレクター、横浜トリエンナーレ組織委員会委員長をつとめるなど、多くの現代美術国際展をてがける。

清水敏男

Toshio Shimizu
(学習院女子大学教授、TOSHIO SHIMIZU ART OFFICE 代表、美術評論家、本セミナー企画者)

略歴:

1953 東京生まれ
1977 東京都立大学人文学科文学科卒業
1983 ルーヴル美術館大学修士課程修了
1985-91 東京都庭園美術館キュレーター
1991-97 水戸芸術館現代美術センター芸術監督
1998-01 イセ文化基金顧問
1999 三鷹の森ジブリ美術館アドバイザー
2004- 学習院女子大学・大学院教授

美術評論家連盟常任委員、東京都現代美術館美術資料収蔵委員会委員、日仏美術学会会員財団法人徳間記念アニメーション財団評議員、 美術史学会会員、国際博物館評議会会員