文化芸術創造都市横浜の美術館の展望を語る。
横浜美術館は、横浜港開港の19世紀半ば以降に焦点を当て1989年に設立された。近代化の玄関として発展してきた横浜の歴史を反映しつつ、近・現代美術、日本画、写真、版画等を収集し、現在、約10,000点に及ぶコレクションを形成している。 21世紀に入り、指定管理者制度の導入や横浜トリエンナーレの受け入れなど、横浜美術館の状況は大きく変わった。人口では日本第2となった横浜市の美術館としていかに発信力を構築できるか、新たな試みと社会における美術館の可能性を探りたい。