1989(平成元)年、東京では「レオナール・フジタ(藤田嗣治)展」が前年末から開かれていましたが、その企画者が清水敏男さんでした。25年目の今年、当時を振り返って林が話をうかがいます。一方、この年春、パリはフランス革命百周年を迎え、ポンピドー・センターで「大地の魔術師展」がその一環で開催されました。「ベルリンの壁」崩壊はこの年の11月のことです。パリの美術界がアジア・アフリカ地域に目を向け始めたこの時期をよく知る清水さんと、いまのアートシーン、そして2018年の藤田没後50年展のパリ開催について話題を広げていきます。